俺はあいつに
他人を騙す術を、悪意に気付く術を、嘘を吐く術を、心を閉ざす術を教えた。
それは、故郷に戻ろうとする者がこの世界で生き残るには絶対に必要なものだからだ。
だが・・・
他人を信じる術、好意に気付く術、真実を語る術、心を開く術は・・・教えなかった。
それはこの異世界では必要のないものだ。
ここは俺達が生きる場所じゃねぇ。
こんなクソみてぇな世界に、真実を曝け出すだけの価値のあるものなど存在しない。
その価値があるのは、俺達の、滅び行く俺達の世界にあるものだけだ。
だから俺は
この世界に居る間、あいつにそれを教えるつもりはない。
だが・・・もし・・・
もし俺に何かがあって
あいつにそれを教えられないときは
・・・その時はお前が教えてやれ、バラン。
(約束するよ、どちらも必ず成し遂げてみせる。どんな屈辱も、笑って耐えてみせるよ・・・)
従兄殿には、叔父の理解者であってほしいという願いがあります。
っていうか、源霊匣研究してたという点で
叔父と従兄は結構頻繁に連絡とりあってたんじゃねーかと思うわけです。
叔父との繋がりが強い方が私的には萌えるので
ジランドールとバラン自身も叔父と甥という関係だったらいいなと思ってます。
なんでバランさんは父方の従兄派。
その方がバランさんにとっての叔父が近いので
主人公達に対する柔和な態度が更に違和感を増すわけです。うふふ。
「もしもの時は
どんな手を使っても
必ず俺達の世界を
・・・それからもうひとつ・・・」
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