隣人


どこに住むにしても重要だと思うのは、生活環境も含め隣人がどういう人であるかということ
隣人トラブルは基本誰だってなるだけ避けたいと思うものだし、好き好んでトラブルを起こしたがるような隣人の隣には絶対に住みたくないと思う
しかしこの点は残念ながら引っ越してきて住んでみないとわからないこともあるし、最初は平和だったものの、時の経過で隣人がモンスター化してしまう事例もある
引っ越す前に隣の家の様子を見て、ゴミを出さずに放置しっ放しであったりとか、隣が空家だからって自分の所有物をそこの範囲まで置いているとか、「あ、ここはちょっとあまり良くない人が住んでそうだな」と判断できるものもある
私が以前住んでいたところの隣人は、まさに隣が空家だからと自分の植木鉢などを置きまくっているという人だった
そのときはあまり気に留めなかったのだが、住んでみてだんだんとその人の問題点があらわになってきた
ずっと覚えているのは、私たちの管理する花壇であるはずの花に普通に手を出してきたこと
これは生えっ放しにしてると他の植物に良くないからと、当然のように黙ってちょん切っていったのだ
その花が好きだった両親は非常にがっかりし、憤りさえ覚えていた
他にも事例が幾つかあるのだが、鮮明に覚えているのはこのエピソードである
私はあまり植物に興味はないのだが、両親が悲しがって怒っている姿や、私たちの領域であるはずの花壇に手を出されたという不快感で同じように憤りを覚えた
自分のところでできた野菜をお裾分けしてくれたり、引越しをする最後は掃除を手伝ってくれたりと根は悪い人ではなかったのだが、どこか常識がずれていた人だったと思う
これは私が経験した事例ではないが、こちらに引っ越してきてから隣人問題で私たちの家の近くに引っ越してきた一家がいる
先ほど記述したように時の経過で隣人がモンスター化したという事例
その隣人の家族が皆亡くなってしまい、寂しさの故からか、深夜遅くに家に帰ってきては車のクラクションをブーーッと鳴らし続けたり、雨戸を壊れるんじゃないかと思うくらい叩きまくっていたり、一家の名前を叫び続けていたりしたらしい
当然そんな騒音はその一家だけでなく周りにも普通に近所迷惑になるわけで、何度も警察が介入したが一向に良くはならず、とうとう引越しという決断に至ったのだそう
警察って何もしてくれないんだなと、その話を聞きながら遺憾に思っていた
隣人本人は「私はそんなことしてない」の一点張りで話がつかなかったらしく、いわゆる多重人格とかその辺りの精神病患者なのではという疑いもあったらしい しかし本人が認めようともしないし当然病院なんて行こうともしないのだからしょうがない
その一家が引っ越してきた家は歩いて10分以内のところにある
高い費用がかかったと思うが、引っ越してこれて安堵している様子だった
ただ、前に住んでいた家はそういう隣人がいる周辺環境もあり、売りにも出せないままであるという
隣人問題というのは、このようにある意味で非常にわかりやすい問題もあれば、住んでいる当人たちにしかわからない問題もある
私が今住んでいる家の隣人は、まあなんともいえない
挨拶してくださる方もいれば、そうでない方もいる
でも少なくとも前の家で遅くまで外に出て友人たちと騒いでダベっているチャラ男は住んでいない
車のそばにタバコを捨てられたりして本当に嫌だったが、幸いなことに車に傷を負わされるような事件は引っ越してきてからは起きていない
残念ながら同じくトラウマになっている子どもはいるのだが(まあ子どもはどこにでもいるものだからしょうがない)、家の前で当然のように騒がせていたりする、という出来事はない
もしまたそれが目の前で起こったらリアルで発狂して泣き叫びそうである
それほど子どもに対して恐怖感、嫌悪感、怒りを覚えるようになってしまった
良いことより悪いことのほうが多いような世の中だが、家族や車が傷つけられない環境にいれている、それだけでもまあ良いかな、とは思えている
自分自身はまあまあ後遺症が治りきれていなくて大変なのだが、それでも生きていくしかない

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