命の魔法使いリヨセリは、優しい。
人々を魔法の治癒の力で救いたいと言う思いを持ち、治癒の魔法を使う一方で、、優しさゆえ相手を苦しませずに即死させる、絶命の魔法を使う。
言の魔法使いユフウタはある日怖くなった。
言の魔法は言葉によって相手の思考や感情をコントロールする力がある。
自分の感情をコントロールしたり、相手をコントロールしたり。
つまり、観念を変える力がある。
観念によりその人の人生が作られているとしたら、自身にも相手にとっても大きな力を手にしていることになり、その力が怖くなった。
観念とはこう思っている、こう思っているからこういう状況が訪れるもの、と言う、人生を左右するものだと思ったからだ。
だけど慣れてみると、自分の観念を徹底的にチェックし、自分の都合のいいように変えていくようになった。
そして、若くして会社で重役を任されるほどになった。
土の魔法使いのテグネは、いつでもどこでも、例え自分がどんなに醜悪な事をしようが、自分は自分の100%味方でいようと思っている。
数々の自己啓発本を読んで、自分を大事にすると言う意味とその方法が分からず苦悩していたが、「幸川玲巳」さんの本を読んで、自分を肯定する自分を作った。
自分を否定する自分を徹底的に追い払った。
そうしているうちに、何事にも恵まれて行っている自分を体感している。
そして、テグネは自分を大事にすることは、人をないがしろにすることではない事を知った。
音の魔法使いスウホは音楽業界で幼くして成功している。
まずは人真似から始めて、今度は人とは違う音楽性を求めて、今は個性的な音楽を生み出している。
ウクシの言葉により、個性的に自分らしさと言うエッセンスのある言葉だとしたら、人と違うとか、奇抜なだけ、とかだと自分らしいとは違う、と思っている。
なんでも、自分の好きな要素を盛り込んでいるうちに、それが個性的と評価を受けるようになったのだ。
個性的になるには自分の好きに素直になることが必要だと思ったからだ。
それを見て、人と違うものをとしか考えていない人は、自分らしさを見失っていた、と気付いた。
闇の魔法使いアルノは暴力的。
暴力的でありながら、唯一の血縁者の妹のフキノには、おしみなく愛情を注ぐ。
人を狂わせる闇の力を持つ一方で、人が安らぐ心地よい薄暗さの“闇”の力を持つ。
それは、光であるフキノの事が大好きだから出来る事だと思っている。
光であるフキノがいるから、闇の力を人の為にも使えるし、光の要素も持つ魔法を使う気になれる。
自身や人の心の闇を受け入れることも自然にできる。