「【道徳的に正しいかどうか】は、一番有力な手段を持つ人間に決められる。
【正義は勝つ】なんてガキの夢想だ。実際は【勝ったから正しい】
だから勝つ必要がある。どんな手段を使っても。
・・・失敗は許されない。絶対にだ」
現実の残酷さなど今更語られる必要もないくらいよく知っている。
もう何を失ったのか分からないほど多くのものを失ってきた。
そうじゃなくて、ただ、もう何も考えず
安心して眠りたいと思う、けれど
それは目の前の男もきっと同じで
そんなささやかな望みさえ
この世界に生きる限り、俺たちにそれは不可能で
だからもう
「あんたが俺を殺すならそれはもういいから、隣で寝させてよ」
この男は刹那的な生き方をひどく嫌うが、
それを望む人間の置かれた状況を理解しないほど無垢でもない。
何を考えているのか・・・本当は非情なのかもしれないが、大抵の場合はほら・・・
「・・・馬鹿が」
そうして俺の甘えをゆるすから。
本当はどうかなんてどうでもいい。
自分が願う通りのことを信じていたいだけ。それを否定しないで欲しいだけ。
これが酷い嘘なんだとしても
最期まで騙していて欲しいだけ・・・
「【道徳的に正しいかどうか】は、一番有力な手段を持つ人間に決められる。
【正義は勝つ】なんてガキの夢想だ。実際は【勝ったから正しい】
だから勝つ必要がある。どんな手段を使っても。
・・・失敗は許されない。絶対にだ」
現実の残酷さなど今更語られる必要もないくらいよく知っている。
もう何を失ったのか分からないほど多くのものを失ってきた。
そうじゃなくて、ただ、もう何も考えず
安心して眠りたいと思う、けれど
それは目の前の男もきっと同じで
そんなささやかな望みさえ
この世界に生きる限り、俺たちにそれは不可能で
だからもう
「あんたが俺を殺すならそれはもういいから、隣で寝させてよ」
この男は刹那的な生き方をひどく嫌うが、
それを望む人間の置かれた状況を理解しないほど無垢でもない。
何を考えているのか・・・本当は非情なのかもしれないが、大抵の場合はほら・・・
「・・・馬鹿が」
そうして俺の甘えをゆるすから。
本当はどうかなんてどうでもいい。
自分が願う通りのことを信じていたいだけ。それを否定しないで欲しいだけ。
これが酷い嘘なんだとしても
最期まで騙していて欲しいだけ・・・