How to Draw a Little Cat へ戻る
朝、ベランダに出たら空が青かった。白い雲がまばらに浮かんでるそれは、とても印象的だと思った。しばらくすると、飛行機がかなりの高さを飛んでいることに気付く。それと同時に飛行機雲がきれいに線を描いてた。今日は快晴だと前日天気予報が告げていた。だから、きっと飛行機雲はすぐに消えていくんだろうと眺めていた。予想通り、飛行機雲はきれいに消えていった。しばらくベランダで用を済ませ、またふと空を見上げる。すると、少し前とはまた違う空模様。雲の数が少し減っている。そして、同時に、かなりの高度を飛ぶ飛行機が二機、光の反射を受けてお腹を真っ白にさせて、まるで魚の腹のようだ、などと思いながらもそう、ニアミスでもしたかのようにすれ違うのが見えた。もちろん、ニアミスでもなんでもない。高度が明らかに違い過ぎるのも分かるほどの機体の大きさが違っていたし何より、見える角度のせいで近く見えただけに過ぎない。なんだか今日の空は、ちょっと不思議なもののように思えて、面白かった。昼過ぎにもう一度見上げた空には、青をジャマするものは何もなく、すっきりと晴れ渡る青しかなかった。
朝、ベランダに出たら空が青かった。
白い雲がまばらに浮かんでるそれは、とても印象的だと思った。
しばらくすると、飛行機がかなりの高さを飛んでいることに気付く。
それと同時に飛行機雲がきれいに線を描いてた。
今日は快晴だと前日天気予報が告げていた。
だから、きっと飛行機雲はすぐに消えていくんだろうと眺めていた。
予想通り、飛行機雲はきれいに消えていった。
しばらくベランダで用を済ませ、またふと空を見上げる。
すると、少し前とはまた違う空模様。
雲の数が少し減っている。
そして、同時に、かなりの高度を飛ぶ飛行機が二機、光の反射を受けて
お腹を真っ白にさせて、まるで魚の腹のようだ、などと思いながらも
そう、ニアミスでもしたかのようにすれ違うのが見えた。
もちろん、ニアミスでもなんでもない。
高度が明らかに違い過ぎるのも分かるほどの機体の大きさが違っていたし
何より、見える角度のせいで近く見えただけに過ぎない。
なんだか今日の空は、ちょっと不思議なもののように思えて、面白かった。
昼過ぎにもう一度見上げた空には、青をジャマするものは何もなく、
すっきりと晴れ渡る青しかなかった。